今年は、戦時中にタイ・ビルマ間に建設された日本の軍用鉄道「泰緬連接鉄道」が開通して70年になります。映画「戦場にかける橋」の舞台となったため世界中で有名になった、この鉄道の一部はタイ国鉄ナムトク線となり、今日も平和な観光線として運転され、多くの観光客が世界中から訪れています。
しかし、この鉄道は、多くの犠牲と引き替えに完成したため“死の鉄道(Death Railway)”として良く知られているのも事実です。
現在東京九段の靖國神社遊就館に静態保存されている国鉄蒸気機関車C5631号は、この鉄道を駆け抜けた車両の中の一両で、戦後、タイ国で発見され、戦地から帰還しました。
本展示では、機関車C5631号が歩んだ歴史と、帰還させるために尽力された人々の記録をもとに、現在も内外に論議がある「泰緬鉄道」を、更には「平和の尊さ」を改めて考え直す糧としたいと考えております。
1.会期:平成25年9月7日(土) ~10月27日(日) 9:00~16:00
(入館は閉館の30分前まで)
2.場所:靖國神社遊就館 本館広間特設ギャラリー
(住所)東京都千代田区九段北3-1-1
(URL)http://www.yasukuni.jp/~yusyukan/
3.主な展示品:機関車C5631号及び出征C56関連の戦歴資料・ 要図・物品(砲金の犬釘実物)、写真記録など
4.主催:C5631機関車保存会
後援:全ビルマ会・(公財)大東亜戦争全戦没者慰霊団体協議会・
(公財)偕行社・(一社)地球の楽好日本アーカイブス事業部
5.料金:遊就館の常設展拝観券をお求めの上御覧下さい。
(大人800円・大学生500円・中高生300円・小学生以下無料)
6.問い合わせ先:全ビルマ会事務局
TEL:03-6912-5636 FAX:03-5992-0373